Uber保険

Tracey Peers - 木曜日, 12月 27, 2018

オーストラリアUber社が導入したドライバー傷害保険の補償範囲に関する懸念

以前レポートしたとおり、新しい働き方であるギグエコノミーには、その入りやすさと柔軟性から、世間の人たちを惹きつける大きな力があります。フレキシブルに仕事をしたい人にとっては、一つの良い方法のようです。しかしながらオーストラリアでは今、Uberが事故に遭ったときの、ドライバーと乗客に対する補償範囲が問題となっています。

Uberドライバーはオーストラリアの法律でいうところの“従業員”ではないという見解のUber社は、少なくとも部分的に、こうした問題への対処を避けています。Uber社の正社員ではないUberドライバーは、有給休暇や病気休暇の付与はありませんし、労災保険にも未加入です。(※通常、ワーキングホリデーで来豪中の海外の若者を含め、オーストラリアでフルタイムで働く者は、標準的にこうした福利厚生を受けることができる。)

先日フェアワーク委員会は、Foodoraのデリバリーライダーは実際、独立したコントラクターではなくFoodora社の従業員だという判断を下しました。その結果、会社はオーストラリ連邦法であるフェアワーク法に則って、従業員であるデリバリーライダーたちを標準的に保護する法的責任が生じたというわけです。

ギグエコノミー・ワーカーたちの安心感と保護の欠如について議論になっている最中、Uber社は数百万ドル規模の取り組みの一部として、オーストラリアのUberドライバーたちに無料で傷害保険を提供することにしました。

オーストラリアにはおよそ80,000人のUber/Uber Eatsドライバーがいます。オーストラリアでも主要な保険会社の一つであるChubb社による傷害保険はUber appを通じて働くすべてのドライバー/デリバリーパートナーたちをカバーしますが、車、バイク、自転車の運転や徒歩も含まれます。

保険契約の下、死亡事故や高度傷害の場合は$400,000の保険金が、骨折には$2,000まで、葬儀関連費として$10,000までが支給されます。また、一時的な傷害を負った場合は1日につき$150(30日まで/限度額$4,500)、身体的な怪我を負った場合は、収入補填として$1,500が支払われます。

しかしながら、Uberドライバーに対する有給休暇等の付与については、議論が継続しています。

当所では上記トピックを今後も追っていき、進展がありましたらまたここでお伝えします。